家族葬や直葬でひっそりとしたお見送りを希望される喪家には
それなりの理由や事情があったりします。
特に古いしきたりを残す地方では「大変なことになる、費用が掛け
れない、故人は地元で暮らしていた訳ではない」など
何らかの事情で近隣に知られたくないと言われる方は少なくあり
ません。
もちろん、昔からの近所の方が集まって故人を見送る葬儀も大事
で良いものです。
しかしながらそれを希望しない喪家は事情があるのです
私もなるべく葬儀屋臭を漂わせないよう、ネクタイを黒ではなく普通
の色に変えたり、車の社名(マグネット)を外したり少し気を使います。
今回葬儀のお手伝いをさせていただいた喪家もひっそりと見送ることを
希望されていました。
今回は訳あって喪毛の方に死亡届などの手続きをして頂いたのですが
葬儀の情報が役場によって町内の区長さんの所へ連絡されたそうです。
当然区長さんは組長さんや役員さんをひきつれお悔やみに来られた
そうですが、事情を説明し家族だけで見送る葬儀を理解してもらうのに
大変だったそうです。
また、死亡届の際も役場の窓口での対応が冷たく、どこの葬儀社なのか
誰のつながりでその葬儀社なのか、そんなことまでしつこく聞かれた
そうです。
地域と密接であるべき役場ではありますが、平成の世の中でここまで
個人情報を軽く扱う役場があったとは、あきれるばかりです。
なにより大切な方を亡くされた喪家の心情を、察することが出来ない
のはお役所以前に人としてどうなのでしょうか。
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