以前、葬儀を施行させていただいた喪主さまに、たまたまお会い
したときお聞きした話ですが。
当家さんに菩提寺はあるのですが、祖父母様もお亡くなりになり
唯一、薄いつながりがあったお父様がお亡くなりになられ、菩提寺
にお墓も在るということで、そちらのお寺さんに導師をお願いにされ
たのですが、それまでの不義理と言いましょうか、お寺との付き合い
を疎かにしていた事をこっ酷く怒られたという経緯があるお家でした。
法要の際、お寺の勧めで「納骨も一緒にしましょう」と言う話だった
そうです。
ところがいざ当日になって法要も終わり、当然次は納骨と思っていた
ところ、その日はそれで終了「次の法要の時に納骨もしましょう」と言う
話になったそうです。
お寺さんの勘違いなのかは定かではありませんが、この日のお布施
は納骨のことも考え、多い目に包んでいたそうです。
喪主さんはまだ若い女性で、家庭の事情でかなり生活が苦しい状態
だそうです。
今までの経緯があるだけに、あまりお寺さんにはっきり物が言えない
ようでとても気の毒です。
お墓がお寺にある以上、お寺さんと波長が合わないからと言って簡単に
お墓を移す訳にはいきません。
葬儀社と言う立場上、あまりお寺さんを批判することは出来ませんが
宗教離れが激しい現代で、当家の事情を解ってあげようとしないお寺は
これから生き残ることは出来ないでしょう。
宗教離れを語るとき、戦後の教育から宗教を排除したことが原因だと
仰られるお寺さんもおられますが、それだけではないことは明らかです
宗教者として出来る活動を熱心にされているお寺さんもおられます。
一段高いところにいるのではなく、一緒に考えアドバイスして頂けるのが
宗教者ではないでしょうか。
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