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昨日、お世話になっているお寺で施餓鬼供養会が行われました。
と言っても私は仕事で参加することが出来ず、ずっと前から行くつもり満々
でしたので、とても残念でした。
とは言え目の前の仕事は大切です、予定通り行かないのは葬儀屋の宿命です
お寺の方向を向いて、手を合わせる事で、少しだけ参加させていただきました。
さて、施餓鬼供養の由来ですが、私もよく解っていません
宗派により伝えられている由来は若干違うようですが、私たちの死後、生前
行った功徳により(因果応報)六道世界に振り分けられます。
<六道世界>とは
地獄(ジゴク)
餓鬼(ガキ)
畜生(チクショウ)
修羅(シュラ)
人間(ニンゲン)
天 (テン)
の6つの世界です
中でも餓鬼の世界とは、生前、欲張りで嫉妬深い人が陥る世界で、餓鬼の世界
には様々な欲求不満の人間がおり、決して満たされることの無いおのれの欲望
の炎によって、自身の身を焼くと言う、恐ろしい地獄の世界だそうです。
そもそもお盆は、盂蘭盆(ウラボン、正式にはウラバーナ)と言い、逆さずり
にされた、最も苦しい状態のことを言うそうです。
お釈迦様の弟子に神通第一と言われるほどすぐれた神通力を持った方に
目連尊者(モクレン ソンジャ)という方がいました
ある日、目連尊者は亡くなった母親がどうしているかと、神通力を使ってみると
母親は餓鬼道の世界に落ち、体は痩せこけ、お腹だけ膨らませて、口に入れよう
とする食べ物すべてが燃え上がり、もがき苦しんでいるでいる様が見えました。
目連尊者の母親は、生前、他人の不幸を省みず、人を欺き、おのれの欲求を満たす
事のみに生きて来た人、結果、餓鬼道に世界に落ちたのでした。
目連尊者は、お釈迦様に相談したそうです、するとお釈迦様は「雨季ももうすぐ
明けるので、(この時期、インドは雨季の明ける時期で、雨季の間、修行に篭って
いたお坊さんが修行からでてくる)修行から出て来たお坊さんたちを供養すること
で、母親は餓鬼道の苦しみから救われるだろう。」と言われました。
早速、目連尊者は何百人というお坊さんを供養しました。
結果、神通力で母親の様子を再度見てみると、母親は餓鬼道より救われ、ニコニコ
と微笑んでおられたそうです。
これがお盆の施餓鬼供養のはじまりだそうです。
施餓鬼供養の最も大切なことは、普段からこの世に生きる全てのものに食べ物を
分け与えるという心掛け、全ての生物に気を配る優しさを心がけること
普段からの、食べ物を大切にし、共に分け与えていくという日常の心掛けが
施餓鬼供養の本当の意味だとも言われています。
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